下諏訪町の「ものづくり支援センターしもすわ」などが募集していた町指定文化財の「万治の石仏」をかたどったはかま姿のプラモデルと少女のフィギュア(人形)の名前は、それぞれ「万念(まんねん)君」「阿弥陀万里(あみだまり)」に決まった。地元を中心に県内外から寄せられたそれぞれ200点近い応募作の中から愛着のこもった名が選ばれた。 プラモデルの名前に採用されたのは、同町東山田の主婦藤森のりさん(70)。小学生のころ、石仏や近くの砥川が遊び場だったといい、万治の「万」に「自分の思いは念ずればかなう」との意味を込めた。 石仏の顔をあしらったフードをかぶる少女のフィギュアの名前は、同町東山田の林明男さん(71)の「阿弥ちゃん」と、千葉県市川市の小学2年生、中村昭紀君の「万里ちゃん」を合わせた。林さんは少年時代に「石仏の背中で甲羅干し(日なたぼっこ)をして遊んだ」といい、当時の呼び名「阿弥陀様」から考え