時計屋のビリーとニックは、腕の立つ営業マン! とある時計屋に務めるビリーとニックは営業マンをしていました。二人は息ぴったりな名コンビです。 その日のお客、ボブは二人の馴染みのあるお客です。 「あいつは娘の写真を見せてくるからな」 お客の情報を事前に打ち合わせします。口が達者なビリーはもうすでに何をトークし、どんな流れでセールするのかわかっています。 二人はテーブルにつき、こう切り出しました。 「人が誰しも追い求めるものがある」 「愛、成功。そしてもう一つは?」 するとビリーは、腕時計を構えました。 「そう、時間さ」 「そうだよな、俺の可愛い娘だって気づけば大きくなっている」 「君のお嬢ちゃん、幾つだったっけ?」 ビリーのトークに、ニックが上手く話をお客に振っていきます。 「9歳になったところだよ」 「もう9歳!?僕たちは何歳だったっけ?答えるなよボブ!」 ハハハハハハハ! お客さんのボブは