環境省と大阪府岸和田市は16日、大阪市の大阪港と岸和田市の倉庫で、強い毒を持つ外来種のアリ「ヒアリ」が2千匹以上見つかったと発表した。中国から運ばれたコンテナから発見されたという。 環境省によると、中国・広東省の港から運ばれた金属製のコンテナが12日、大阪港に陸揚げされた。岸和田市の倉庫へ移送され、15日に作業員が開けたところ大量のヒアリを見つけた。フタを閉じて大阪港へ返送し、殺虫処理をした。 岸和田市の倉庫では約100匹、大阪港では1900匹以上のヒアリが見つかった。岸和田市で作業員、大阪港で環境省職員がヒアリにかまれたが、健康上の支障は出ていないという。コンテナからヒアリが逃げ出している可能性もあり、見つかった周辺では殺虫餌と粘着トラップを設置している。(吉川喬)
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