株価の大幅な下落が続いている中国の株式市場で、株価の急な変動を防ぐために導入されたばかりの「サーキットブレーカー」と呼ばれる制度が、逆に株価の下落を助長しているとして、急きょ停止されることになりました。 中国の株式市場では、制度の導入初日から株価が急落して取り引きが打ち切られ、7日も開始から僅か30分で取り引きが打ち切られる事態となり、7日夜遅く、上海や深※センの証券取引所などは、急きょ制度を暫定的に停止すると発表しました。 この制度を巡っては、値を下げた株式を売却できなくなることを恐れる投資家などの売り注文を、逆に誘発しているのではないかという指摘が出ていて、中国の証券監督当局も「期待した効果に達していないどころか株価の下落を助長していて、今のところマイナスの影響の方が大きい」と認めています。 このところの中国の株価の下落は、世界の株式市場にも影響を与えていて、制度を停止することで市場の
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