近年、地域社会が抱えるさまざまな課題をテクノロジーの力を活用して解決する「CivicTech(CivTech)」への取り組みが活発化している。日本オラクルが2016年10月に開催した「Oracle Cloud Days Tokyo 2016」のセッションでは、このCivTechの実践例として、宮城県丸森町による「訪問客の動態把握システム」の事例が紹介された。同システムの実現では、システム基盤として「Oracle Cloud」が利用されるという。果たしてOracle Cloudは、同町が進める「訪問客の動態把握」、そして地方創生をどう支えようとしているのか。 新たなテクノロジーは、これまで“常識”とされていた社会やビジネスのルールを変える力を持つことがある。CivTechは、この点に着目し、地域社会が直面する課題をテクノロジーの力も使って解決していこうという取り組みだ。特に日本では「少子高齢