村野社長の発表に続いて、経営執行役 法務・知的財産権本部長の加藤幹之氏が知的財産戦略についての説明を行った。 加藤氏は、「技術の会社である富士通にとって、特許や著作権などの知的財産は最も重要な価値がある」とし、知的財産戦略の目的について、「事業の競争優位性の確保」「事業の自由度の確保」「事業収益の確保」の大きく3点を挙げた。 「知的財産をしっかりと保護できなければ、富士通のビジネス全体が重大な影響を受けることになる。そのために、事業戦略、研究開発戦略、そして知的財産戦略が三位一体となって知的財産の保護に取り組んでいく必要がある」(加藤氏)としている。 具体的に、知的財産の側面から事業および研究開発の促進を支えるための施策として、「戦略的な権利の取得・維持・活用」、「他社権利を含む権利尊重のための取り組み」、「トレードシークレットを含む情報管理の徹底」、「政策提言のための積極的な社外活動」、