もともと摂食障害の現場で活動していたけれど、数年前うんざりしてやめた。なんでかというと、摂食障害の現状を変えよう、みんな元気になろう、というときに出てくる処方箋がアロマだったりレイキだったりオーラだったり、そうゆう癒し系のものになってしまう。それが問題だと思って散々指摘しても、現状は変わらない(変えるのは相当むずかしい)。偉い人たちに丸め込まれる、当事者にも(両者は共犯関係)。だからわたしはその現場には見切りをつけて、自分は違うフィールドで摂食障害について考えようと思った。http://rootless.org/takeniku/index.php?id=070700082002年の米国では*1、過去12ヶ月の間に(メガビタミン*2と祈祷を除く)代替療法を行ったことがある者は女性(39.7%)が男性(30.2%)より多く、修士以上の学歴をもつ者(48.8%)が高卒に満たない者(20.8%)
僕より少し年下くらいの婦人。よくわからない理由でパニックが出るようになった。その後、よくわからない理由でうつ状態にもなったという。 パニックの原因って何なのでしょうねぇ? 僕の脳内では、「パニック障害」は限りなく精神疾患の中に入っていない。ちょっと日本語が変。パニック障害は、平凡に薬物療法をしていれば良くなることが圧倒的に多くて、これで長いこと悩んでいる人って全然いないでしょ。 時々思うのだけど、今日的な意味でのパニックって500年前にはあったのだろうか? あったとしてもすごく頻度的には低かったはずで、パニックはおそらく現代的な疾患なのだと思う。こういうのも見ても、本来、病気ではないかもしれないのがわかる。それに対し、統合失調症、躁うつ病、てんかんは、おそらく5000年前にも存在していたはずだ。 彼女の場合、「出来る限り副作用が少ない方法」を特に希望されたため、最初はすんなりとはいかなかっ
アスペルガー症候群やうつ状態の人たちにバッチフラワーも併用している。ただし人数は多くはない。なぜかというと、バッチフラワーは僕の感覚だと高価すぎるから。2種類使用して月に5000~1万円もかかるのはなんとも。 バッチフラワーは極めてブルジョワな代替療法だと思う。だから、ある程度裕福な家庭の患者さんにしか薦めないようにしている。これは効くかもしれないと思っても薦めないので、やはり精神科治療もお金があるなしが関係するね。特に代替の部分では。 今までエゾウコギが最も高価な代替療法薬とみなしていた。しかしエゾウコギは月に2000円ちょっとしかかからないのである。バッチフラワーはその3倍くらいはする。 バッチフラワーの効果であるが、使っている人に関してはまあまあだ。特に感じるのは表情を自然な感じで改善すること。嫌な顔をしていたのがけっこう良くなるのである。あと表情がはっきりするような印象がある。これ
統合失調症とアスペルガー症候群の患者さんの表情であるが、おおむねアスペルガーの人の方が良い顔をしていない。いつも不愉快というか、嫌な顔をしているんだな。わりあい落ち着いてきても、表情がいまいちなのはなぜだろうか?とよく思っていた。 もちろんうつ状態だとかそういうのもあるけど、彼らには「恨みの気持」が強いことが関係しているように思うようになった。 普通、「家族への敵意」は、いろいろな精神科疾患でみられるので、特異性があるとまでは言えないけど、本来、器質性の色彩が強いように思っている。だから特に身近な人、家族ももちろん含むが、そういう人たちへの「恨み」、「怒り」、「被害関係妄想」は、統合失調症的とは言えない。 てんかん性精神病だとか、生来に脳に障害を負ったような人はそのような気持が出現しやすい。統合失調症ではそのようなものが出ないかと言うと、そうでもなくて、この傾向にはあまりにも例外が多すぎて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く