雪崩防護柵設置求める 内閣府政務官に仙北市長 仙北市田沢湖の玉川温泉雪崩事故について、佐竹敬久知事は6日の定例会見で防護柵設置に否定的な考えを示していたが、門脇光浩市長は7日、内閣府の郡和子政務官らが視察に訪れた際、「観光資源の高度利用のため一刻も早く防護柵を設置し、安全を確保できる状況になってほしい」との考えを示した。 門脇市長は「国立公園は単に景観や自然環境を守るためだけにあるのではない。人が活用できる状況をつくることで公園の意味が生まれる。安全性を度外視して利用できないが、岩盤浴に訪れる湯治客はたくさんいる」と述べた。国には防護柵設置を求めた。 堀井啓一副知事は「県としても完全に防護柵に反対というわけではない。各機関で話し合い、確実に安全を確保できる対策を考えなければならない」と話した。