世界最大の半導体生産受託会社である台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループが、半導体の新工場を熊本県に共同建設する計画の大枠を固めた。総投資額は8000億円規模で、日本政府が最大で半分を補助する見通し。TSMCの先端微細技術を使い、自動車や産業用ロボットに欠かせない演算用半導体の生産を2024年までに始める。半導体は米中対立で供給網が混乱し、経済安全保障上の重要性が増している。工場新設により
描かれている絵/画自体に焦点があてられがちなアニメーションだが、ボケ、広角、魚眼などレンズを通して得られる効果が表現として取り入れられている。本稿ではなかでも日本の商業アニメーションにおけるそのような効果を、黎明期ともいえる1930年代から現代に至る作品より抜粋し、変遷をたどる。 広角レンズの一例、『君の名は。』より 早世した研究者ハンナ・フランクはかつて「元来、すべてのセル・アニメーションは写真である」(註1)と述べました。僕ら視聴者は忘れがちなことですが、撮影台上でセル画や背景を重ね合わせ、それらをコマ撮り撮影することによってつくられるセル・アニメーションはたしかに絵/画を撮影した写真であるとも言えます。 とは言え、こうした事実はあまり意識されることがありません。撮影台時代のディズニー・アニメーションのキャプチャー画を見たとき、多くの人はそれを写真ではなく絵だと認識するのではないでしょ
任天堂は10月8日、Nintendo Switch(有機ELモデル)の発売にあわせて、任天堂のものづくりに対する考えやこだわりを開発者自ら伝える「開発者に訊きました」の第2回を公開した。このなかでは、Joy-Conの改良についても語っている。 今回の「開発者に訊きました」では、任天堂のハードウェア開発を担当する技術開発本部長の塩田興氏と、同じく技術開発部の山下透氏が、Nintendo Switch(有機ELモデル)の外から見える変化・見えない変化などについて回答。そして、Nintendo Switchが2017年に発売されてからおこなってきた改良面についても語っている。ひとつは、2019年に発売された「バッテリー持続時間が長くなった新モデル」でのバッテリーの改善について。そしてもうひとつは、Joy-Conの改良である。 Joy-Conについて山下氏は、さまざまな機能があり、目に見えないもの
任天堂のものづくりに対する考えやこだわりを、 開発者みずからの言葉でお伝えする 「開発者に訊きました」の第2回として、 10月8日(金)に発売となる 「Nintendo Switch(有機ELモデル)」の ハードウェア開発をリードした二人に話を訊いてみました。 まずは自己紹介をお願いします。 任天堂のハードウェア※1開発を担当する 技術開発本部の責任者の塩田です。 私は入社以来、ずっと据置型ゲーム機の開発に携わってきました。 かつて「社長が訊く」というコーナーで、 「Wii」※2や 「Wii U」※3のお話をさせていただいたことがありますが、 それ以前も据置型ゲーム機の開発には携わっていまして、 実は入社して初めて開発に携わったゲーム機は 「Newファミコン(AV仕様ファミコン)」 ※4でした。 その時に先輩社員の方から、 任天堂のものづくりを背中で教えてもらったように思っています。 技術
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