都道府県CIOフォーラムは、第14回春季会合を2月7日・8日の2日間、東京都内で開催した。初日は、一部自治体で移行が始まった自治体情報セキュリティクラウドについて、議論が交わされた。 マイナンバーによる情報連携の開始をにらんで全自治体が進めているセキュリティ強化策のうち、都道府県が整備中の「自治体情報セキュリティクラウド」について、現行ネットワークからの切り替えと、緊急対応を含む運用をテーマに議論した。 冒頭の神奈川県と京都府の報告に続き、総務省から、庁内のLGWAN接続系注1)でOSやウイルス対策ソフトをアップデートする方法について情報提供があった。2017年度予算でパッチ配信の仕組みを提供する計画である。 LGWAN-ASP注2)による既存のサービスとの違いは、Windowsと主要なウイルス対策ソフトに限定したサービスとすること。利用団体はサーバーを設置し、LGWAN経由で国のサーバー
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