「できない」ことが多かった コーヒーに魅せられた 「自分がやらないと意味がない」 やりたいことが見つからない。居場所がない。そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか? 小学3年生で発達障害と診断された岩野響(ひびき)さん(16)は、中学校での生活が合わずに不登校になったとき、何もやることがなくて焦りを感じていました。思いつくままに試していった結果、自分のやりたいことを見つけ、今はコーヒー焙煎士(ばいせんし)として生きています。 群馬県桐生市の街を一望できる高台に、岩野さんのお店「HORIZON LABO(ホライズンラボ)」はあります。2017年4月、自宅の倉庫を改装してお店を作りました。お店での販売はしておらず、焙煎したコーヒー豆は、通信販売や群馬県・東京都内のお店で扱ってもらっています。 コーヒーに出会うまでは、「できない」ことが多い人生でした。 小学校のときは、授業中に落ち着いて座