前回は日本人にとっての鬼門、不定冠詞 a/an について説明しましたが、今回もやはり大半の日本人がつまずく可算名詞/不可算名詞、いわゆる「数えられる名詞・数えられない名詞」についてお話したいと思います。 この可算名詞/不可算名詞は、実にトリッキーです。日本人からすると数えられると感じられるものが数えられなかったり、逆に数えられないと思ってたものが数えられたりするからです。それだけでもややこしいのに、場合によって数えたり、数えなかったりする単語もあります。そのため僕らにはまるで一貫性がないように感じられ、何が何だかわからなくなってしまうのです。 今回は、英語という言語が、いったいどのような原理で名詞を数えるもの、あるいは数えないものとして捉えているのか、その根本から順に解説していきたいと思います。 何を基準に数えたり、数えなかったりするのか? ある名詞が数えられるか数えられないかを決定する要