「京都のインスピレーションがイングレスを生んだ」 ――開発者が語るジオメディアの本質~Niantic アジア統括本部長 川島優志氏2015/11/16 ARを活用したネット上での位置情報ゲーム「イングレス」が、世界的に注目を集めている。「青」と「緑」の2陣営に分かれて陣地を争うというのが大まかなゲームのルールだが、実際のリアルな空間ともリンクしているなど、単なるネット上のゲームにはとどまらない奥深さを持ち、熱狂的なファンも多い。現在は組織として独立しているが、もともとグーグル内の社内ベンチャーとしてイングレスが開発されたことも興味深い。このような位置情報を活用したネットサービスは、「ジオメディア」などとも呼ばれ、IT領域の最先端の一つでもある。今回は、そのイングレスのデザイナーとして著名な川島優志氏に話を伺った。 (聞き手: 電通デジタル・ビジネス局計画推進部長 小野裕三) 「イングレス」