紹介文 筥崎宮の回廊に置かれている青銅製の大砲で、砲身長328cm、口径13.4cmである。銘文より中国清朝の康煕28年(1689)製作で、フェルディナンド=フェルビースト(中国名:南懐仁、1623~1688)が製作指導を行ったことがわかる。フェルビーストはベルギー人のイエズス会宣教師で天文・暦法・地理・砲術等様々な西洋技術を伝えている。 砲身に漢字と満州文字の銘文が記されるとともに、蓮華紋や唐草紋ほかの種々の文様が鋳出されている。
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