ガラパゴスペンギン(写真はソンブレロチーノ島で撮影)は、赤道直下に生息する唯一のペンギン。(Photograph By Joel Sartore, Nat Geo Image Collection) 赤道に近いガラパゴス諸島に、ペンギンが生息している。絶滅危惧種のガラパゴスペンギンだ。 米ワシントン大学で長年にわたってペンギンを研究しているP・ディー・ボースマ氏は、10年以上前、島の黒い溶岩にバールと金づちで小さな穴を開けた。すると5カ月後、一組のガラパゴスペンギンがこのくぼみを巣に選び、子どもを育てた。翌年には、別のつがいが穴をすみかにした。 ボースマ氏と同僚らが当時作った120個の巣穴のうち、少なくとも84個が現在も使える状態にある。そして最近の調査では、ガラパゴスペンギンの個体数(推定1500~4700羽)のうち、およそ4分の1が幼鳥であることがわかった。
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