今回は睡眠アプリ開発の苦労話をしたい。 睡眠アプリは文字通り睡眠に関する情報や快眠スキルを与えてくれるソフトのことで、スマホ用アプリだけでもかなりある。 睡眠の質を測定できる、睡眠サイクルを最適にして起きやすくなる、睡眠リズムを整える、イビキの測定など機能もさまざまだ。科学的にかなり怪しいアプリも少なからず含まれているが、結構人気があるらしく、何十匹目かのドジョウを狙って私の所にも睡眠アプリの共同開発の話が時折舞い込んでくる。 それはさておき、今回取り上げるのはそのような怪しげなモノではなく、医学的に確立されている治療理論に基づいた不眠症用の認知行動療法アプリである。 認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy; CBT)は、うつ病、不眠症、パニック障害、薬物依存、摂食障害などさまざまな精神疾患に効果があり、不眠症用のCBTは for Insomnia を付けて