新NISAで「高配当」「1億円」！ ゼロから実践、iDeCoもフル活用新NISAを使って何を目指すべきか。平均寿命が伸び、95歳程度まで生きることを考えた人生計画が必要になっている。総務省統計局の2022年の「家計調査年報（家計収支編）」によれば、65歳以上の夫婦二人世帯（無職）の月間平均総支出は26万8508円。65歳からの30年間で必要になる額は、単純計算で9600万円以上だ。「安心老後」のための備えは、約1億円が目安となる。 「日経トレンディ2024年2月号」の購入はこちら（Amazon） ただ、1億円を全額つくり出す必要はない。職業などにもよるが、公的年金と退職金・企業年金の他に、「自分年金」を約2000万～6000万円用意できれば事足りる（上図）。 自分年金のために、まず優先すべきがiDeCo（個人型確定拠出年金）だ。老後資金の形成が目的なら、「60歳になるまで資産を引き出せない」「掛け金が少額」といったiDeCoの制約が、長期での積み立てを考える
