「その1」「その2」に続き、インタビュー完結です。「その3」では、「いじめ」実践的な提案と政治哲学的なバックボーンについてお話いただきました。 ******************* ■休憩中。朝日新聞の特集や伊吹大臣からの手紙を見ながら〜 荻上:朝日新聞のこの手の特集には、魅力を感じてますねー。私がいじめられっ子だった頃、日本広告機構がボクサーの辰吉丈一郎さんやサッカー選手の前園真聖さんのメッセージをテレビCMで流していました。前園さんの「いじめ、カッコ悪い」というスローガンは、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』なんかでネタにされてたりしていましたが、個人的にはこのCMに感謝しているんです。当時自分をいじめていた層には、サッカー部員男子が多かったんですよね。そのロールモデルがいじめを否定するというのは重要だったし、それなりに効果があったように思うんです。 朝日新聞の特集で