ヤマハ発動機がスポーツタイプの3輪スクーター「トリシティ」をこの秋、日本国内で発売した。欧州では市民権を得ている3輪スクーターだが2輪スクーターとどう違うのか?試乗レポートをお届けしよう。 「トリシティ」は原付2種クラスに属し(搭載エンジンの排気量124cc)、クラッチ操作が要らないことからAT小型限定普通自動二輪免許以上を取得していれば乗車可能だ。実はこれまでも原付2種クラスの人気は高かった。 安価な製品では20万円台から買え、2人乗りも許可されていること、二段階右折の必要がなく、高速自動車国道こそ走行できないが、法定速度は一般道におけるクルマと同じ時速60キロメートルであることが主な理由だ。また、原付1種(普通自動車免許で乗車可能ないわゆる「原チャリ」)とほぼ同等の維持費と実用燃費を誇ることから、現在も全世代のライダーから熱い視線を浴びている。 2輪スクーターは前/後輪ともに1輪だが、
![ヤマハの「3輪バイク」は何がすごいのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9467e9982a727876a4d80029544550b36342f743/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F3%2F2%2F1200w%2Fimg_32a1002a3b5feb934fe5f8077cef2a7d184471.jpg)