◆今週の記事 「世界の屋根」のその下で ソ連は遠くなりにけり なん中華ほん中華 愛という名のもとに? 「つくる会」仁義なき戦い ◆「世界の屋根」のその下で 「世界の屋根」のあるあの国、どうやらとりあえず「ひと山」を越したらしい。まだこれが「第一ベースキャンプ」なんだろうけど。 ここ数週間、ヒマラヤの麓の王国ネパールは「革命前夜」のような騒ぎになっていた。ギャネンドラ 国王が「国王によるクーデタ」で議会を解散し、国王による直接統治を強行し続けてすでに14ヶ月、民主化を求める全政党(その中には武装闘争路線で何かと事件を起こす「毛派」も含まれる)が国王統治反対で結束し、これに国民の多くが同調するという緊迫の事態になっていたのだ。 ギャネンドラ国王といえば、その王位につく経緯をめぐって世界的に注目され「史点」の話題(2001/6/11付)になったこともある。2001年6月2日、ディベンドラ皇太子が