ケータイは僕たちの生活を便利にしただけではない。悪しき文化も色々生み出した。ケータイマナーの問題、ケータイを使ったイジメと犯罪、そしてケータイ小説。映画館で映画を観ると必ず「ケータイの使用は禁止です!」ってCMが流れるけど、そんなCM流すより「ケータイ小説の映画化は禁止です!」というCMを流したほうがよっぽど映画界のためだろう。 しかし僕は『恋空』に『未来予想図』みたいな破壊力を期待したので観に行った。確かに破壊力はあったが爆笑するほどでもないのでイマイチ。掲示板で常連さんが「薄っぺらな作品だ(ケータイだけに)。」と上手いこと書いているが、この映画の薄っぺらさに比べたら薄型ケータイもまだまだ厚いだろう。 例によって内容を解説する。全部バラしているんで『恋空』に泣こうとしない1200万人以外のマトモな人が読んでください。というわけで以下ネタバレ。 「てめえ!何で『三丁目の夕日』行かないで、『