東日本で電波時計向けに標準電波を送っている福島県の電波送信所が25日、落雷で送信が再び出来なくなった。東京電力福島第一原発の事故の影響で約40日送信できない状況から、21日に復旧したばかりだった。 運営する独立行政法人の情報通信研究機構によると、送信所周辺は落雷が多い地域にあり、通常は機器の損傷を防ぐため職員が常駐して落雷が予想される際は電源を切るなどしていた。だが、原発20キロ圏内にあるため21日に電源を入れた後は無人運転に。25日正午過ぎの落雷で一部機器が損傷したとみられ、電波が送信できなくなった。復旧のめどは未定だという。