予算の3分の1を韓国政府が支援するKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)では、優秀な学生を集めるために様々な優遇措置を用意した。学生は授業料が実質無料、男子学生ならば兵役が免除される(現在は大学院以上のみ)。そのため設立当初から優秀な学生が殺到した。 校舎は工業デザイン学科が誕生する以前の1970年代に建てられたもので、廊下の両サイドに教室が並ぶ、ごく一般的な大学と同じ空間構造を持つ。「こうした古い空間でどうしたら人々がオープンになり、ビジビリティ(視覚性)を高め、コラボレーションが進められるか」(リ・クンピョ教授)がリノベーション時の課題だったという。 他大学の校舎との違いは、第一にその広さだ。他大学の教授室は約20㎡ほど。しかしid KAISTでは一人の教授に同じサイズの部屋が三つ提供されている。「空間はどれも
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