60年代の偉大なグラフィック・アーティスト、Saul Bass(ソール・バス)。IBMやUnited Airlinesなど大企業のロゴを生み出したほか、ヒッチコックの「めまい」、「サイコ」など20世紀を代表するタイトルバック映像を数多く手がけ、映画史に金字塔を打ち立てたデザイナーだ。そのスタイルはシンプルでミニマルなイラストレーションとタイポグラフィの華麗なる競演。モーション・グラフィックの先駆け的存在だ。現在でもスピルバーグ監督の映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(制作はNexus Productions)タイトル映像がソール・バス・スタイルで創られるなど、絶大な影響をもたらしている。 ■「TRON」、「LOST」から「レザボア・ドッグス」まで モーショングラフィック・アーティスト、Hexagonall(ヘキサゴンオール)もソール・バス・スタイルの虜になった一人。ヘキサゴンオール