BlackHat Japan Briefings 2004の初日には、4つのBriefing Sessionが開かれたが、その中ではOracleの脆弱性に関する解説や、UPXのような実行ファイル圧縮ソフト等を使って「難読化」が施されたプログラムの解読方法に関するデモなどが行われた。その中から本稿では2つのセッションをご紹介する。 脆弱性に効率よい対処を行うためにはどうすればよいか? まずご紹介するのは、BlackHat USAで毎年「脆弱性の法則」と題して企業システムにおける脆弱性の調査結果を発表している、QualysのGerhard Eschelbeck氏のセッション。基本的な発表内容はBlackHat USAと同様だったので、それについては山下洋一氏によるBlackHat USAのレポートを参照して欲しいが、本稿では同レポートでは触れられていなかった、どのようにすれば効率よく脆弱性に対