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小説に関するblmk313のブックマーク (2)

  • COLUMNs: 伊藤計劃『ハーモニー』と『ダークナイト』と『風の谷のナウシカ』

    2010年8月26日木曜日 伊藤計劃『ハーモニー』と『ダークナイト』と『風の谷のナウシカ』 伊藤計劃さん(1974-2009)のSF小説『虐殺器官』(2007)がハヤカワ文庫で出ているのを知り、ちょうど気になっていた折でもあるので、続編の『ハーモニー』(2008)と併せて読んでみました。  ものすごく面白かったですね。特に後者を通じて強く思うことがあるので、今回書いてみることにしました。 ★『虐殺器官』と意識のモジュール化  話の順序として、『ハーモニー』の前編である『虐殺器官』について簡単に。    『虐殺器官』は9.11以後、各国が国民への監視をあらゆるテクノロジーを動員して強化している世界が舞台です。  米軍の特殊工作員である主人公が、世界各地の紛争地域で虐殺をプロモートしている謎の男を追い求めて西へ東へ出張する…というサスペンスがストーリーの主軸になっています。 ただ、この小説の大

  • 2009.4a / Pulp Literature

    Peter Boxallの"1001 Books"【Amazon】が凄い。英文学を中心に、古今東西1001冊ものフィクションを紹介している。こういうのは得てして「名作」ばかりになりがちだけど、書はかなりバランスを重視しており、古典から現文まで幅広く揃えている。なかなか目新しいリストなので、外国文学が好きな人は要チェックだろう。 日からは、村上春樹・大江健三郎・三島由紀夫・芥川龍之介・夏目漱石が名を連ねている。このなかで意外なのが夏目漱石で、なぜか『こころ』が入っているんだな。どちらかというと内向きの小説というイメージだったので、まさか外国人受けするとは思わなかった。川端ではなく、漱石なところがまた渋い。 以下、1001冊のリスト。年代の新しい順にソートした(上が新しく下が古い)。 2000年代 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 イアン・マキューアン『土曜日』 ゼイディー・スミス『

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