ドットインストール代表のライフハックブログ
TRIZ(トゥリーズ)は「発明的問題解決の理論」と訳される。ロシアで作られ、欧米に広まり、近年はアジアで認知度が上がってきた。TRIZを作った人物たちは膨大な特許を分析し、特許の中に繰り返し現れる問題解決の構造を「技術的ブレークスルーの40パターン」にまとめた(筆者注:そのほかにも複数のコンテンツがある)。その40パターンは「発明原理」と名付けられている。 この原理は「分割原理」「機械的振動原理」などなど。なお、TRIZの表現は堅く、かつ適用までに長いプロセスも必要とする。この理論自体をヘビーに使う人を前提にして作られたのが一因かもしれない。TRIZを用いて早速アイデアを出してみようとすると、TRIZの本を読み込み用語の意味を理解するというところからはじめて、アイデアを出し始めるまでに数時間がかかる。 そこで、筆者の別のプロジェクトチーム(宮城TRIZ研究会)では、SCAMPERのように、
以下のリストを目の前に置き、アイデア出しのテーマを頭に入れたら、上から1つずつ見てゆく。1つ質問にかける時間は約5秒だ。パッと見て「直感的に関係しそうだ」というものだけ、チェックする。ゆっくり考えるのは後。どんどん進める。全部見終わると約4分。終わった時点で、少なくとも5~6個のチェックがつく。 後は、その質問を切り口にアイデアを考える。ふっと出たアイデアは素早く紙に書き留めること。SCAMPER法で、いいひらめきを引き出すには、あえて短時間で取り組むほうがよい。 SCAMPER Questions(出典:『creativity UNBOUND』 ※翻訳は筆者ら) チェック Substitute(代える、代用する)
午後から新製品を考える会議。ふと、メールを見返すと「1人3つアイデアを持ってくること」という指示――しまった、見落としていた。しかし会議まであと20分しかないぞ。こりゃまずい。 という時にうってつけの方法がある。 例えば、アイデアを出し合う会議が午後イチにある。昼飯に行く直前、メールを見返したら「アイデアを3つ以上もってくるように」との指示があった。これはしまった。う~ん、急いで考えよう……あせるばかりで出てこないよ! という極限状態にうってつけの方法がある。10分間あれば、アイデアを必ず3つ以上、発想できるのだ。 今、あなたがそういう状況ならば、ここから先はこの記事2ページ目以降を印刷し、ペンとプリントアウトした記事だけ持って、昼食に出てほしい。 名称 人数 道具 長所 SCAMPER(スキャンパー)法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く