南太平洋のソロモン諸島沖で6日午前(日本時間)に発生したマグニチュード(M)8・0の地震で、日本列島に津波襲来の緊張が走った。被害はなかったものの、気がかりなのは地震活動への影響。昭和初期にはソロモン諸島で地震が続いた後、日本でも4年連続で死者1000人超の大地震が起きているだけに、遠い南の海の出来事と油断はできない。 気象庁はソロモン諸島での地震を受け、6日午後、北海道から九州にかけての太平洋側と沖縄で50センチの津波の恐れがあるとして津波注意報を発表。太平洋側の各地で6日夜、10-40センチの津波を観測した。注意報は約8時間後の午後10時45分に解除された。 震源地付近では少なくとも6人が死亡したという。地震の揺れで転倒するなど、多数の負傷者が出ているもようだ。 5000キロ以上離れた場所での地震だが、気になる前例がある。1934年と39年、ソロモン諸島でM8の地震が起きた後、日