特集 「食」の現場から 食卓が語る日本の現在(インタビュー&構成) 岩村暢子氏(アサツー ディ・ケイ第二営業総括 200Xファミリーデザインルーム長) 4月に出版された「変わる家族 変わる食卓」という本(Amazonの紹介ページへ)が、「食」にかかわる業界やマーケティング関連の業界で注目を集めている(同書の紹介ページへ)。同書は、アサツー ディ・ケイが1998年から5年間にわたって、各年約20世帯の食生活の実態を綿密に調べ上げた、「食DRIVE」と題する調査の結果をまとめたものである。そこには、まさに危機的とさえ言える日本の「食」の現場の状況が浮き彫りにされている。同書の著者、アサツー ディ・ケイ第二営業総括200Xファミリーデザインルームルーム長の岩村暢子氏に、調査の背景や深層を聞いた。 1.浮かび上がった「60年生まれ」の断層 小村 『変わる家族変わる食卓』、たいへん興味深く読ませてい