昨年末の『8年越しの花嫁』で瀬々敬久監督への期待値が上がり切っていたので、余計に裏切られたような気がしました。 この記事では作品の感想と、さらに内容に踏み込みつつの考察を加えていこうと思っております。 そのためネタバレになるような内容に触れるかと思います。作品を未鑑賞の方はお気をつけください。 良かったら最後までお付き合いください。 映画『友罪』あらすじ・概要「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督がミステリー作家・薬丸岳の同名小説を実写映画化し、生田斗真と瑛太がダブル主演を務めた人間ドラマ。 ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、同じ時期に入社した鈴木と出会う。無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けている様子だったが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。 しかしある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり……。 益田役