『カイバ』を見た時に、心をわしづかみにされた私ですが、何と言っても彼のアニメーションの世界観は独特で、見ていると不思議なトリップ感があるんですよね。 異世界の物語が展開されているというわけでもないのに、どこか現実離れしていて、ポップで、それでいてキテレツなビジュアルが視覚的な快感を呼び起こします。 今回の映画『きみと、波にのれたら』はどちらかというと、予告編の段階では湯浅監督らしさがあまり目につかなかったので、不安もありつつ鑑賞してきました。 本記事は作品のネタバレになるような内容を含む感想・解説記事となっております。 作品を未鑑賞の方はお気をつけください。 良かったら最後までお付き合いください。 (C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会 あらすじサーフィンが大好きな大学生の向水ひな子は、小さな港町に引っ越してきて、大学に通い、花屋でアルバイトをし、暇を見つけてはサーフィンを楽しむ
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