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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (3)

  • ある日の午後、平積みの文庫から1冊を手に取ったお客さんが、通りがかった書店員を呼び止めた | 新潮文庫メール アーカイブス | 新潮社

    ホーム > 新潮文庫 > 新潮文庫メール アーカイブス > ある日の午後、平積みの文庫から1冊を手に取ったお客さんが、通りがかった書店員を呼び止めた 客  「店員さん! 何コレ。ひどいよこの」 書店員「お客さま、いかがいたしました?」 客  「いかがも何も、コレ見てよ、コレ」 書店員「新潮文庫の『生者と死者』。泡坂夫さんによる空前絶後のミステリーですね」 客  「そりゃたしかに空前にして絶後だよ。小口側が幾つも袋とじになっちゃって、頁が開けないんだから」 書店員「ああ、ちゃんと、とじてますね」 客  「しかもこの1冊だけかと思ったら、他のも全部とじてる。製ミスってこんなに起こるものなの?」 書店員「これでいいんです、お客さま。『生者と死者』はとじていない方が製ミスなのです」 客  「?????」 書店員「実は『生者と死者』は1冊で二度楽しめる作品なのです。袋とじされた状態では25

    blueribbon
    blueribbon 2014/03/12
    「『生者と死者』は1冊で二度楽しめる作品なのです。袋とじされた状態では25ページの短編小説として読めます。ところが袋とじを切って読み直すと、200ページの長編ミステリーとして読めるのです」
  • あまちゃん、大吉とユイが見た衝撃の景色 | Web日本鉄道旅行地図帳 BLOG 悠悠自鉄 | 新潮社

    9月1日は関東大震災が起こった日です。その関連の記事を先週5日間ブログに掲載しました。今日は9月2日(月)ですが、NHK朝ドラ「あまちゃん」では、3月11日でした。たまたま今年は9月1日が日曜日だったからでしょう、関東大震災の日にして防災の日、ここに3月11日を持ってきたんですね。 大吉が乗務する北三陸鉄道の列車は、地震によって畑野トンネル内で急停車しました。東京に向かうためにこの列車に乗車していたユイ。前方に見えるトンネル出入口に向かって歩いて行く大吉。そして出入口に立ち尽くします。目の前には津波によって何もかもが破壊された景色がありました。大吉に続いてその景色を見たユイも呆然と立ち尽くしました。 ここで使われていた変わり果てた景色は、実際には島越(しまのこし)駅付近の景色です。 ▲撮影:編集部 平成23年4月30日 大吉とユイが見たことになっている景色とほぼ同じ位置から撮影したのが、こ

  • 『ビッグバン宇宙論〔上〕』 サイモン・シン、青木薫/訳 | 新潮社

    サイモン・シンの著作は、『フェルマーの最終定理』、『暗号解読』と出版される度に楽しみに読んできた。今回の『ビッグバン宇宙論』もまた見事だった。ともすれば難解になりがちな数学や科学の概念を解きほぐし、いたずらにレベルを落とすことなく一般向けに解説する。そのような技量において、今、サイモン・シンが世界でもトップレベルの書き手であることは間違いない。 すぐれた一般向けの科学書の満たすべき条件とは何か? 何よりも大切なのは、今となっては「常識」と化している世界についての知識が、発見当時はいかに奇想天外なもので、大きな概念的ジャンプであったか、そのめくるめく驚きと感動を伝えることではないかと思う。アインシュタインが相対性理論を発見する以前の世界に立ち戻って、そこから、アインシュタイン以降の世界へひとっ飛びすることを空想する。暗黒のトンネルの向こうに、まばゆい智恵の光が見えてくるその瞬間の興奮を思う。

    『ビッグバン宇宙論〔上〕』 サイモン・シン、青木薫/訳 | 新潮社
    blueribbon
    blueribbon 2008/12/17
    「定常宇宙論を唱えたフレッド・ホイルは、ビッグバン・モデルを批判するラジオ番組の中で、軽蔑的に「大爆発=ビッグバン」という言葉を使ったところ、逆にこれが定着してしまいました。」
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