ゴクラクミドリガイ属Elysia clarki消化管細胞に詰め込まれた葉緑体の電子顕微鏡写真。スケールバーは3µm。 C = 葉緑体, N = 細胞核. ウミウシの一群である嚢舌類は盗葉緑体を行う唯一の動物である[7]。保持期間はElysia chloroticaが最長で、黄緑藻綱のフシナシミドロの1種(Vaucheria litorea)の葉緑体を10ヶ月間保持した記録がある[2][8] 。 これらのウミウシは藻類の細胞内容物を吸い出し、葉緑体以外は消化する。分岐して長く伸びた消化管憩室の中で、葉緑体は食作用によって消化管細胞に取り込まれる。そして光合成によるエネルギーの生産を行う[9]。 ^ a b Minnhagen S, Carvalho WF, Salomon PS, Janson S (September 2008). “Chloroplast DNA content in D