多治見市の名物ウナギ。二〇〇七年に「うながっぱ」が市のマスコットキャラクターになるなど、名物だけにとどまらず市のPRにも一役買っている。しかし、産地でもない多治見でなぜウナギが名物となったのだろうか。 多治見市内には約二十軒の鰻(うなぎ)店がある。老舗の多くは土岐川の近くに並び、かつて川をいけす代わりに使っていた名残だそうだ。一八九七(明治三十)年創業の老舗鰻店「魚関」=本町=の店主村手洋之さん(49)は「内陸なので新鮮な海の魚は食べられない。祝い事などですしをとる代わりにウナギが食べられるようになったのでは」と推測する。多治見は陶器の産地だが、古くから東濃の陶器商人が集まって商談が行われる場でもあった。商談がまとまった時のお祝いにウナギを食べていたとも考えられるという。
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