http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/story/story205.html いつでも『けいおん!!』はだいたい素晴らしかった。だからあえて取り上げてなにかメモする必要なんてなかった。でも、第五話は少し不思議な気がしたから、ここに書き残す。 不思議なのは最後だった。軽音部の先輩たちが帰ってくるところだ。……おい、ここだ、もうここがこの話のすごいところなんだ。「先輩たち」。俺はすっかり唯も澪も律も紬も「先輩」に見えてしまってたんだ。俺の視線は、いつの間にかあずにゃんの、憂の、純の側に立っていたんだ。 第五話はその三人で回る物語だ。だから当たり前か? 俺は、そうは思わなかったんだ。三人がどう過ごしたかってところが鍵じゃねえかと思う。 それは雨降りの日だった。どこかに行くって話だってつぶれてしまって、ひとりはちばあきおの『キャプテン』を読みあさってる始末だ。麻雀をやろう