PCの基幹パーツの中でも、縁の下の力持ち的存在である電源ユニット。普段使っている際は実感しにくいが、PCの安定性を支える重要な役割を持ったパーツなのである。 電源ユニットとは、コンセントから出力されている交流(AC)の電力を、PCパーツが使える直流(DC)の電力に変換する機器だ。製品の価格差につながるのは、定格出力の大きさと出力安定性、そして機能の3点だ。 まず定格出力とは、変換後の電力をどれだけPCパーツに供給できるかを示す値。多くはワット数で示され、基本的には大きいほうが高性能・高価になる。 2点目の出力安定性は、仕様からは少々分かりにくい。これは、システムの負荷に合わせてPCパーツが要求する電力が変動した際、どれだけ安定した電力を供給できるか、ということだ。 出力安定性は、電源ユニット内部の部品の品質や、設計などに左右される。安定性の高い製品は、同じメーカー、同じ出力の電源ユニットで