女子高校生らを雇い、男性客に添い寝をさせるサービスを提供していたとして、警視庁は27日、労働基準法違反(危険有害業務の就業制限など)の疑いで都内17店を一斉に捜索した。 秋葉原地区を中心に約80店がこのサービスを提供しているが、同庁は、添い寝が同法が禁じる18歳未満の有害業務にあたると判断した。今後、経営者らを同法違反容疑で立件する方針だ。 同庁幹部によると、捜索したのは千代田区の「ソイネ屋」や「フリル」など17店。15店は18歳未満の女子生徒らを雇い、個室で男性客に対し、添い寝やマッサージなどの有害業務に就かせた疑い。2店では15歳の女子中学生を勤務させた疑い。 添い寝は、風営法が禁止する「性的サービス」にはあたらないが、同庁は個室で少女が接客することで客に性的感情を与えかねないことから「有害業務」に該当すると判断した。