全く逆です。 「とっとり」は訓読みです。 この場合「取鳥」はあり得ません。 音読みの漢語なら「殺人(さつじん)」と同様に「取鳥(しゅちょう)」となるべきですが、 訓読みの和語は“人を殺す”→「人殺し」と同じで、“鳥を取る”→「鳥取り」となるのこそ正しいのです。 「塵取り」、「尻取り」、「鼠取り」、「草取り」… 「鳥取り」の送り仮名「り」が省かれたのは官職の名前に由来し、また地名だからです。 「犬飼(いぬかい)」を「犬飼い」とは書かないようなものです。 「鷹取」が「たかとり」であるように、「鳥取」は「とりとり」なのです。 その「とりとり」が「とっとり」に変化したに過ぎません。 要するに、何をもって“取鳥のほうが自然”と言われるのか、私にはそれが理解できません。 忖度するなら、「~を取って」などの音便形で「取り」が「取っ」となる例はよく目にするのに対して、 名詞の「鳥(とり)」が「とっ」に変化
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