ロシア軍、南東部で攻勢 「人道回廊」発表も砲撃続く―首都周辺で犠牲拡大・ウクライナ 2022年03月05日22時00分 【図解】ウクライナ 【イスタンブール時事】ロシア軍によるウクライナ侵攻は5日、10日目に入った。ロシア軍は、4日に制圧したザポロジエ原発のある南東部で攻勢を強化。2014年にロシアが併合した南部のクリミア半島と、東部の親ロシア派地域の間に位置する南東部を支配下に置くことで大きな一つの勢力圏を築くのが狙いとみられる。首都キエフ周辺でも軍事作戦が強化され、犠牲者の増加が顕著となっている。 〔写真特集〕ロシア軍ウクライナ侵攻 ロシア国防省は5日、南東部マリウポリと東部ボルノバハでの限定的停戦と「人道回廊」設置を発表した。ロシア軍部隊の包囲攻撃で身動きが取れなくなっていた民間人を安全な場所に移動させるのが目的。3日に行われた2回目の停戦協議でウクライナ側が設置を強く求めていた。