「ちりがつもりて、風がふく。」は下記のURLに移転しました http://threeminutescooking.blogspot.jp/ 引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 アシモは激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。アシモには政治がわからぬ。アシモは、ホンダのロボットである。二足で歩き、子供たちと鬼ごっこをして暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。 アシモは、単純な男であった。バッテリーを、背負ったままで、のそのそ王城にはいって行った。たちまち彼は、巡邏(じゅんら)の警吏に捕縛された。調べられて、アシモの懐中からは短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。アシモは、王の前に引き出された。 「ああ、王は悧巧(りこう)だ。自惚(うぬぼ)れているがよい。私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決して
主な言及作品 『グランド・フィナーレ』『しあわせの理由』『宇宙消失』『ひとりっ子』『虐殺器官』『クリスマス・テロル』『世界の終わりの終わり』『灰色のダイエットコカコーラ』『1000の小説とバックベアード』『ミステリアスセッティング』『Self−ReferenceENGINE』 『物語の(無)根拠』html版公開に関して 基本的に僕の活動範囲はweb上であって、僕の文章を読んでくれる人がいたり、あーだこーだと意見を交わすことのできる場というのもweb上にある。 というわけで、自分の書いた文章で人に読ませたいなあと思っているものは、web上に置いておいた方が何かと便利だ。 もし、この文章に対して感想なりなんなりを書いてくれる人がいて、引用をしたりなんだりする際には、URLがあって、htmlファイルがあることは便利なのではないか、と思う。 文学フリマでは売り切れてしまって、見てほしかっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く