2023年3月3日のブックマーク (1件)

  • リアルな近世、修道女大暴れ映画~『ベネデッタ』 - Commentarius Saevus

    ポール・バーホーベン監督の新作『ベネデッタ』を見てきた。 www.youtube.com 17世紀、イタリアのペーシャにある女子修道院に入ったベネデッタ(ヴィルジニー・エフィラ)は幼い頃から信心深く、やがてイエスの幻影を見るようになる。ベネデッタは性的虐待から逃げて修道院に入ったバルトロメア(ダフネ・パタキア)を助け、やがて恋仲になる。情熱的に神を信じるベネデッタは評判になり、やがて女子修道院長に任命されるが、同性愛と異端の疑いをかけられることになる。 フェティシズムの対象としての神を描いた映画で、けっこうナンスプロイテーションっぽいところもある。面白いのは、作におけるベネデッタは良いところもあれば欠点もあり、おそらくある種の狂気に陥っている複雑なキャラクターなのだが、(無神論者である私ですら)その狂信を応援したくなってしまうようなところがこの映画にはあるということだ。ベネデッタは情熱的

    リアルな近世、修道女大暴れ映画~『ベネデッタ』 - Commentarius Saevus