【ニューヨーク時事】29日付の米紙ロサンゼルス・タイムズは、トヨタ自動車が米国で販売した車のアクセルペダルがフロアマットに引っ掛かり事故を引き起こす恐れがあるとされる問題で、フロアマットではなく電子制御装置が加速などの原因となっている可能性があるとの見方を伝えた。 同紙は2008年型の小型トラック「タコマ」を運転していた家具職人の例を指摘。今年10月にカリフォルニア州内を運転中、突然加速を始めたという。同紙によると、このトラックは以前にも突然加速するケースがあり、数カ月前にトヨタ・ディーラーのアドバイスを受け、フロアマットを取り外していたという。 トヨタはこれまで繰り返し電子制御システムに問題はないと説明している。米道路交通安全局(NHTSA)当局者も電子制御上の欠陥は発見されていないとしている。