2016年7月26日のブックマーク (2件)

  • 舞踏会

    夜中に部屋の中でゴソゴソと物音がするので、寝たふりをしながらそっと目を開けると、ベッドの脇でキノコの群れが踊っていた。 私は珍しいこともあるのだなと思いながらその光景を眺めていた。 豆電球の僅かな明かりの下でシイタケやシメジが楽しそうにクルクルと回り、輪の中心ではマイタケが優雅に舞っていた。 5分ほど経った時、私はキノコ達の踊る輪の上に、1つの箱のようなものが浮かんでいることに気づいた。 キノコ達もやがてその箱の存在に気づいたのか、踊りを止めて箱の方を眺めだしていた。 私はキノコ達が踊りによって何かを召喚でもしたのかと思ったが、箱の出現はキノコ達にとっても未知の出来事らしく、隣のキノコとヒソヒソと会話をしたり、心配そうに顔を見合わせていた。 箱は徐々に高度を下げていき、やがてキノコ達の輪の中に着地すると、フタがぱかっと開き、中からキノコの王様、マツタケが現れた。その瞬間、キノコ達の間に電流

    舞踏会
    bokmal
    bokmal 2016/07/26
    なんとなく、えのきは舞踏会でモテない気がする。きくらげはそもそも参加しない。
  • 皆は自分がいつか死ぬという事実が怖くないのか?

    すべての物には終わりがあるということは、そこら辺の公園でPokemon GOをしているガキンチョも、 チェーン店の飲み屋でワイワイ騒いでいる大学生も、電車内でため息を連発しながらスマホをいじるサラリーマンも、 マック赤坂も、おっさんもババアも、ジジイもクソニートも、みんな知っている。 今日も一日が終わるし、宿題もやり続ければいつか終わる。 電車にだって終電はある。僕の好きな漫画はこの前打ち切りになってしまった。 死ぬということも同じで、人間はいつか必ず死ぬ。 僕はその事実を、今日が終わることも、来年にはこの大学を卒業することも、 先日上司と喧嘩してバイトをクビになったことと同様に、十分に理解している。 しかし、理解する事と受け入れる事は大きくかけ離れている。 僕は今21歳で、80歳ごろには多分死んでいるわけだが、自分の人生の25%をもう使ってしまったことが怖くて怖くて仕方がない。 一方で、

    皆は自分がいつか死ぬという事実が怖くないのか?
    bokmal
    bokmal 2016/07/26
    このままいくと飲み会もすっぽかし買い物にも出ず洗濯機の修理も掃除も風呂のカビ取りも手をつけないまま週末が終わってしまうとぼんやり焦りながら横になっている日曜午後四時(でも月曜は二度と来ない)