午後になると鼻腔の詰まる感覚が襲ってくる 鞄に入れたと思っていた鼻炎薬が見つからず ああ、そういえば昨日寝る前に使ってそのままベッドのサイドテーブルに置きっ放しにしていたことに気付く。 数分前から、仕事の改善策について話し込んでいる後輩と先輩の話に割って入れない自分を客観的に想像して疎外感を感じていると流石に何か言わないと、と思って当たり障りのない再確認するだけの質問をする。 返ってきたのは、空返事と冷ややかな目。 俺はまた沈黙を貫く。 周りが優秀だと俺の出る幕はないようだ。 言われた通りに動いれば今日も一日が終わる。 俺の口癖はこうだ、「そうなんだ、すごいね、やばい、あー、そうだっけ?、たしかに、いやぁ、そうかもね、なるほどね、わかる、」 おおよそこれを口にしてるだけ。 自分の考えを言っちゃいけない気がしてならない。実際否定されてばっかりだからそうなんだと思う。 家に帰る途中、コンビニの