ブックマーク / dokushojin.com (3)

  • 梅原 猛 寄稿 [三島由紀夫氏への公開状] 死せる“神の思想”の復活 ――「対話・日本人論」にひそむ誤謬 『週刊読書人』1966(昭和41)年12月5日号 1面掲載|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    私があなたに手紙を書こうと思ったのは、かならずしも週刊読書人の編集部のすすめによるのではありません。あなたとはまえまえから一度ゆっくり話してみたいと思っていました。なぜならあなたと私は多くのところで一致しながら、基的なところで違っているように思われるからです。だいいちあなたと私は同じ大正十四年の生れ、最後の戦中派という世代に属し、趣味、思想にも多くの共通点があるように思われるのです。 あなたと林房雄さんとの対談、『対話・日人論』の中では新しく出現した助教授クラスの新国語派について語られていますが、私が新国語派に属するかどうかはとにかく、最近の私の思想的な情熱の多くは、日文化とは、日精神とは何であり、それが今後の世界の思想に対してどういう意味を持つか、ということを究明するのに注がれています。この対談を読みますと、あなたも私と同じような問題を考えていられるようです。おたがいにナショナリ

    梅原 猛 寄稿 [三島由紀夫氏への公開状] 死せる“神の思想”の復活 ――「対話・日本人論」にひそむ誤謬 『週刊読書人』1966(昭和41)年12月5日号 1面掲載|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
  • 澁澤龍彥のいる文学史 「新編 日本幻想文学集成」(全9巻) 刊行記念トークイベント載録|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    7月16日、神田神保町の東京堂ホールにて、編者の一人である諏訪哲史氏を迎えて「澁澤龍彥のいる文学史」と題した「新編・日幻想文学集成」(全9巻)の刊行記念トークイベントが行われた。イベントの後半ではスペシャルゲストとして、同集成の編者でもある山尾悠子氏も参加し、澁澤龍彥をはじめ、それぞれが編纂した日影丈吉や倉橋由美子についての話で会場を盛り上げた。その一部を載録する。  (編集部) 先月から刊行が始まりました『新編・日幻想文学集成』ですが、「新編」とあるようにこれには当然旧版があります。この旧版が一番最初に出始めたのが一九九一年ですのでもうすでに25年前になります。旧版は物故作家を一人一冊三十三巻という構成でしたが、今回この三十三巻を基に一冊を四人から五人でまとめて八冊にして、旧版刊行以降にお亡くなりになった作家、安部公房、倉橋由美子、中井英夫、日影丈吉の四人を増補巻としました。それを

    澁澤龍彥のいる文学史 「新編 日本幻想文学集成」(全9巻) 刊行記念トークイベント載録|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
    bokmal
    bokmal 2018/07/03
    “安藤礼二さん(安部)、山尾悠子さん(倉橋)、高原英理さん(中井)、諏訪哲史さん(日影)”
  • 佐藤淳二「68年から人間の終わりを考える」/小泉義之「1968年以後の共産党」

    (ソルボンヌ中庭の)パスツール像の傍らで語りあう学生たち。1・3面掲載の写真は、故・西川長夫が68年当時撮影。現在は京都大学人文科学研究所に寄贈され、以下のサイトで閲覧可。http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/archives-mai68/index.php。またキャプションは、西川著『パリ五月革命 私論―転換点としての68年』(平凡社新書)による。 西川長夫による写真詳細説明 右手には「各国のプロレタリアよ団結せよ」の文字が読みとれる。写真には写っていないが、その右には毛沢東の大きな写真が二枚掲げられている。マオ派のグループであろう。(西川長夫『パリ五月革命私論』176頁より、以下同) 1968年「5月革命」から50年、フランスでは回顧する催しやマスコミの特集が相次いでいます。当には思い出せない記憶を、英雄を祀る霊廟(パンテオン)に収めるように、お決まりのよう

    佐藤淳二「68年から人間の終わりを考える」/小泉義之「1968年以後の共産党」
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    bokmal 2018/06/24
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