落合陽一さんとの対談の第三回『アイデアを「気づく」センスを磨き、「10年後のフツウ」を創り出せ!』で、ナシーム・ニコラス・タレブの『半発明』に関する議論を取り上げました。 半発明とはタレブが言う『半発明 (Half-Invented)』とは、実用化される前の発見や発明を意味します。普通の人が思い浮かべる発明のほとんどは「半発明」といえるかもしれません。しかし本来であれば、発見は実用化して広めないと価値が発揮されません。その適切な実用化にも実は「発明」やイノベーション的なものが必要です。 この半発明の段階のものに対して、顧客を見つけてきてちゃんと実用化するのが研究開発系のスタートアップや事業家だったりするのですが、実はここもまた発明と同様に難しいため、ほとんどの試みやスタートアップは死んでしまいます。タレブ自身も「半発明を発明に変えるには、たいてい大きな飛躍が必要だ」と反脆弱性の中で書いてい
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