県立図書館(鳥取市尚徳町)が新年度から、経済的に困窮している家庭や不登校などの問題を抱える子どもたちを支援する事業を始める。誰もが利用できる施設の特徴を生かし、行政の専門部署や支援する民間団体へつなげる相談窓口としても活用してもらいたい考えだ。福本慎一館長は「子どもの成長を支える手伝いができればいい」と話している。【小野まなみ】 子ども食堂をはじめとして社会全体で生活困窮世帯を支えようとする動きが広がる中、図書館も何か役に立てないか検討してきた。同館は子ども向けから専門書まで約110万冊の蔵書を抱え、職員も学校や高齢者施設に出向いて音読会などを開き、地域に溶け込む取り組みを進めている。こうした点を生かそうと、貧困対策を実施している県や県教委の部署、民間団体などとネットワークを築いて支援することにした。
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