2014年11月2日のブックマーク (1件)

  • あとがき10 あとがきを信じるな!?: 網野善彦『無縁・公界・楽』(平凡社、1978年) - あとがき愛読党ブログ

    このブログのあとがき愛読もようやく10回目。それを記念し、今年没後10年の網野善彦を取り上げたいと思う*1。 無縁・公界・楽―日中世の自由と平和 (平凡社ライブラリー (150)) 作者: 網野善彦 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 1996/06 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 50回 この商品を含むブログ (92件) を見る 「作家の言葉を信じるな」という金言を耳にした。 曰く、作品を研究するにあたり、作家自身の言葉に振り回されすぎるな、ということらしい。 その好例が近世洋画の祖、司馬江漢だろう。 彼は、長崎にてオランダ人イサーク・ティチングから画帖を送られ、それで西洋画をマスターしたと自ら称しており、一昔前の辞典類に「江漢はオランダ人から洋画を学んだ」と記載されていたのもこれが根拠だったという。 しかし研究者らがよく調べたところ、そのオランダ人が滞日時期と江漢が長崎