2017-09-10 クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』を観て、人の「センス」について強い諦観を抱いた。《天狼院通信》 記事:三浦崇典(天狼院書店店主) 昨夜、非常にまずい映画を観た。 なぜこんな酷い映画を人は創れるのかと、考えすぎて眠れないくらいだった。 この映画の影響を受けたまま、仕事に挑むと差し支えがあると思った。 それで、今日、朝起きて、慌てて映画館に駆け込んだ。 精神と魂を浄化するために僕が選んだのが、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』だった。 熱狂的なファンを生んだ『ダークナイト』や『インターステラー』を創ったクリストファー・ノーラン監督が、初めて、戦争映画に挑むという。 正直言って、半信半疑だった。 いくら名作を生む監督とは言え、戦争映画は難しいのではないかと思っていた。 ところが、映画が始まるや否や、その世界にどっぷりと取り込まれた。 前提として断ってお
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