世界の主要メディアのヘッドラインからこのところ東日本大震災に関するニュースが急速に消えつつある。福島原発事故の報道は引き続き多いが、中東や北アフリカ問題あるいは欧米・中国の政治経済情勢に比べて扱いは小さくなってきた。しかし、そんななかでも、震災後の日本の状況と課題をこまめに取材し、海外メディアの紙面上で伝え続けているジャーナリストはいる。4月上旬に東北各県の被災地を回った英エコノミスト誌の前編集長、ビル・エモット氏はその一人だ。『日はまた沈む』『日はまた昇る』などの著書で知られる知日派の目に、震災後の日本はどう映っているのか。 (聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集長 麻生祐司) Bill Emmott(ビル・エモット) 1956年8月英国生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジで政治学、哲学、経済学の優等学位を取得。その後英国の週刊紙「The Economist(エコノミスト)」
![「今の日本に必要なのは倒閣よりも大連立だ」ビル・エモット 英エコノミスト誌前編集長に聞く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0fddbde3278e9112881a32a668a14c4aee6f1d7a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdol.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F7%2F-%2Fimg_27bd58458054e6fea559ad5b3c677a9f2921.jpg)